従業員のワクチン接種
新型コロナウィルス感染症のワクチン接種は、医療従事者から始まり、現在は高齢者を対象に行われています。
順次、一般の人にも接種が始まる予定です。
会社に勤務する従業員は、勤務時間中にワクチン接種を行うことが難しいと思われます。
休日や業務終了後に接種を行うと、接種会場が混雑したり、時間的に余裕がなかったりするでしょう。
個人差はあるようですが、業務に支障が生じるほどの副反応の課題もあります。
企業の中には、「ワクチン休暇(法定外の特別休暇)制度」を設けたり、
接種を受ける日は欠勤にせず、出勤扱いにしたりするところがあるようです。
労働基準法に定める有給休暇を利用することもできますが、
ワクチン接種で、貴重な有給休暇を利用することに抵抗を覚える従業員もいるかもしれません。
どのように、安心して従業員にワクチン接種を実施するか、ルールづくりはされていますか?
①ワクチン休暇の取扱いについて
②接種により、業務に支障が生じるほどの副反応が出た場合はどうするか?
③ワクチン接種を行う従業員の業務調整はどうするか?
④ワクチン接種後のマスク着用義務はどうするか?
原則として、個々の自由意思に基づいてワクチン接種は実施されます。
ワクチンを受けたくない人や受けられない人がいるかもしれません。
いすれにせよ、そのような場合、快適な職場環境を維持するためにも
接種・未接種を理由に、職場で差別につながるような言動がないように留意することも必要だと思います。