令和5年度公的年金

令和5年度の公的年金支給額が、67歳以下の人は2.2%、68歳以上の人は1.9%増えることになりました。
しかし、3年振りに「マクロ経済スライド※」という給付を抑制する措置が実施されるため、実質的な価値は目減りします。

※マクロ経済スライドとは、年金額の伸びを物価や賃金の伸びよりも抑える制度です。
平均余命の伸びと、年金を支える現役世代の減少に応じて自動的に年金水準を下げるものです。
これにより新年度は0.3%分が抑制されます。
さらに、過去にマクロ経済スライドが発動されず持ち越しされた分(0.3%)も追加して下げられます。

⇒「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」(厚生労働省 令和5年1月20日)
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001040881.pdf

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