基礎年金底上げ 見送り
年金制度改革関連法案をめぐり、厚労省は、焦点だった基礎年金(国民年金)の底上げ策について、
骨格部分を法案から外す検討に入りました。
公的年金は、少子高齢化の中でも年金財政を維持できるよう、基礎年金と厚生年金のそれぞれの年金額を
減らして調整しています。(マクロ経済スライド)
厚生年金の減額調整は2026年ごろに終わるとのことですが、基礎年金は2057年まで継続します。
基礎年金の底上げ策は、
⓵ 厚生年金の減額調整を2026年以降も継続させたうえで、
⓶ 厚生年金の積立金を活用し、
それぞれの年金の減額調整を2036年度で同時に終了させるというものでした。
今回は、⓶の方策自体を削除し、⓵の減額期間は、いったん2030年まで延ばす考えのようです。
ニュース元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/AST4J2W45T4JUTFL00MM.html