最低賃金 平均1000円焦点に 厚労省審議会 議論始まる

雇い主が働き手に支払うべき最低賃金(時給)について、
今年の引上げ幅の目安を決める議論が30日、厚生労働省の審議会で始まりました。
物価高で働き手の生活が厳しくなる中、政府が目指す「全国加重平均1000円」に届くかが焦点です。

現在の最低賃金は全国加重平均で961円。近年は3%程度の引上げが続いていましたが、
今年1000円を達成するには4%(39円)の大幅な引き上げが必要です。

引上げ高を決める際は「労働者の生計費」「一般的な賃金水準」「企業の支払い能力」の3要素が考慮されます。
食品などの値上げで消費者物価は3%以上の伸びが続き、生計費は増加しています。
それを受け春闘の賃上げ率も連合の集計で3.66%(6月1日時点)と30年振りの高水準となっていて、
最低賃金の引き上げを後押ししそうです。

ただ、最低賃金の引き上げには納得できる議論が求められます。

ニュース元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/topics/word/%E6%9C%80%E4%BD%8E%E8%B3%83%E9%87%91.html

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